夏の庭やベランダを華やかに彩る日々草(ニチニチソウ)は、暑さに強く初心者でも育てやすい花の一つです。カラフルな花を次々と咲かせ、長い期間楽しめるのが魅力。今回は、日々草の豆知識や育て方のコツ、発芽適温・生育適温について詳しく解説します!


🌸 日々草の豆知識

学名:Catharanthus roseus
科名:キョウチクトウ科
分類:一年草(暖かい地域では多年草扱い)
原産地:マダガスカル
開花時期:5月~10月
草丈:20~50cm
花色:ピンク、白、赤、紫、複色など

日々草は、その名の通り毎日花を咲かせることから名付けられました。高温多湿に強く、真夏でも元気に花を咲かせるため、夏のガーデニングにぴったりの花です。乾燥にも強く、手間がかからないため、初心者でも育てやすいのが特徴です。

また、日々草は薬用植物としても知られており、アルカロイドを含むことから、抗がん剤の原料としても利用されています。ただし、植物全体に毒性があるため、小さな子どもやペットが誤って口にしないよう注意しましょう。


🌱 日々草の育て方

1. 栽培時期

  • 種まき時期:4月~6月

  • 植え付け時期:5月~7月

  • 開花時期:5月~10月(初夏から秋まで咲き続ける)

🌟 ポイント
寒さには弱いため、気温が十分に上がってから育てるのがポイントです。

2. 日当たりと土の選び方

  • 日当たり:日当たりの良い場所を好む。半日陰でも育つが、花つきが悪くなる。

  • 土の種類:水はけが良い土を好む。市販の草花用培養土でOK!

🌟 ポイント
過湿を嫌うので、水はけの良い土を選ぶことが重要です。

3. 種まきの方法

  • 種まきのタイミング:4月~6月(気温が20℃以上ある時期が最適)

  • 種まきの方法

    1. 育苗ポットやセルトレイに浅めに種をまく。

    2. 種が隠れる程度に薄く土をかぶせる。

    3. 発芽するまでは乾燥しないように水やりをする。

🌟 ポイント
発芽率はやや低めなので、多めに種をまくと成功しやすいです。

4. 苗の植え付け

  • 株間:20~30cm(密集すると風通しが悪くなり、病気の原因に)

  • 植え付け方法

    1. 植え穴を掘り、根鉢を崩さずに植える。

    2. 水をたっぷり与える。

🌟 ポイント
寒さが苦手なので、植え付けは気温が十分に上がってからにしましょう。

5. 水やりのコツ

  • 地植え:乾燥に強いため、雨が少ない時だけ水やりする。

  • 鉢植え:土の表面が乾いたらたっぷり水を与える。

🌟 ポイント
水のやりすぎは根腐れの原因になるので注意!

6. 肥料の与え方

  • 元肥:植え付け時に緩効性肥料を混ぜておく。

  • 追肥:成長期(5月~9月)は、2週間に1回程度の液体肥料を与える。

🌟 ポイント
肥料が不足すると花つきが悪くなるので、定期的に施しましょう。

7. 花がら摘みと剪定

  • 花がら摘み:咲き終わった花をこまめに摘むと、長く花を楽しめる。

  • 剪定:草丈が伸びすぎた場合は、軽く切り戻しをすると株がコンパクトになる。

🌟 ポイント
枯れた花を放置すると病気の原因になるため、こまめに取り除くことが大切です!


🌡 発芽適温・生育適温

  • 発芽適温:20~25℃

  • 生育適温:25~30℃

🌟 ポイント

  • 暑さに強いが、寒さに弱いので、春以降に種をまくのがベスト。

  • 気温が下がると生育が悪くなるため、秋が深まると開花が終わる。


🌸 日々草を育てるコツまとめ

日当たりの良い場所で育てる(日陰だと花つきが悪くなる)
水はけの良い土を使う(過湿を避ける)
気温が十分に上がってから植える(寒さに弱いため)
水のやりすぎに注意する(乾燥気味に育てる方がよい)
花がらをこまめに摘むと長く楽しめる


🌿 まとめ

日々草は、暑さに強く、初心者でも育てやすい花です。春から夏にかけて植えると、秋まで長く花を楽しめます。手間が少なく、乾燥にも強いため、ガーデニング初心者や忙しい方にもおすすめ!

ただし、寒さには弱いので、気温が十分に上がってから植えるのがポイント。適度な水やりと花がら摘みを心がければ、次々と花を咲かせてくれます

夏の庭やベランダを華やかに彩る日々草、ぜひ育ててみてくださいね! 🌸🌿